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卒業式と入学式の全面廃止を推進しよう

卒業式と入学式の全面廃止を推進しよう

投稿者:郡加 乃緒都(三重県津市 47歳 教師)

東日本大震災では、多大な被害と犠牲者を出したことにより、「被災者に対する配慮」による各種イベントの自粛が相次いだ。
その流れは学校も例外ではなく、ちょうど時期的に行われる予定だった卒業式があちこちで自粛されるという動きが、マスコミによって報じられていた。
卒業式といえば、毎年何かと話題に上がるのが日の丸・君が代の問題である。
あの忌々しい軍国主義の産物が、21世紀にもなろうというのに未だ現代日本を闊歩しているという事実は、この国の後進性を立証するに充分な事象であろう。
だが、今年は卒業式が自粛されたことにより、おぞまじい日の丸・君が代を見ることなく終わった幸運に恵まれた卒業生や教師も多かったわけだ。

1999年に施行された国旗国歌法により、それまで「教育の自由」を謳歌していた現場の教師達は日の丸・君が代にイヤでも向き合わなければならなくなってしまった。
しかし、卒業式そのものがなくなってしまえば、日の丸・君が代を尊重する必要もなくなり、かつ法律違反に問われるリスクもなくなる。
今回の震災は、そのことを実地で証明した貴重な実例となった。
これは、震災がもたらした「棚から牡丹餅」的な素晴らしい恩恵というべきものであり、また今後の日の丸・君が代反対運動にとって大きな方向性を与えるものだと思う。


日の丸・君が代と異なり、卒業式と入学式自体の開催については、学習指導要領でも「努力目標」とされている程度の極めて緩やかな規則しかなく、法的には必ずしも「開催しなければならない」とされるものではない。
卒業証書の授与については法的な義務付けが存在するが、逆に言えばそれだけやってしまえば卒業式自体を開催する必要はないということだ。
今回の震災に見られるがごとく、学校の都合によっては中止することも充分に可能なのである。
入学や卒業に関する書類だけを教室で配布し、卒業式および入学式は一切行わず、全校生徒の顔見せだけを目的とした式を別に作れば、日の丸・君が代を一切見ることなく、学習指導要領にも逆らうことのない合法的な学校運営が可能となる。
これは大変素晴らしいことなのではないか。


現職の教師達は今後、卒業式および入学式の簡素化、最終的には全廃をも指向するための運動に邁進すべきではないだろうか。
法の抜け穴を徹底的に駆使し、軍靴の足音が響きわたる軍国主義の根絶を目指すことは、教師に与えられた神聖な義務であると、私は確信している。


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