山本弘トンデモ資料展
2005年度版12−B


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No.26662に関するスレッドです

12月の読書 / あむざっく [関東] [ Mail ]引用

最後のスレッド権を行使します。
書籍関係の情報はこちらで語り合いましょう。

”フランス書院文庫『隣りの果実 熟未亡人と娘姉妹』” 巽飛呂彦 著
別のスレで書いていますが、主人公の名前が「安達○○む」、隣に住んでる未亡人の名が「みどり」でその娘姉妹の姉「香須美」と妹「日菜佳」という「響鬼」ネタにつられて買いました。
 ヨコヤマさまのリクエストがあったので早速読んでみたところ……

 「響鬼」なのはぶっちゃけ、名前だけです。キャラクターは別人です。エロパロを期待してはいけません。強いてこじつけるなら「安達くんはみんなに好かれている」「安達くんの母親は働いてて夜遅くまで帰ってこない」といったところです。メガネかけてるのは日菜佳だったりするし。「好意に鈍感」は明日夢くん独自の特徴じゃないしなあ。
 行為中のセリフに「かんにんして」「後生だから」が出てきたのはワロタ。でも、元ネタの日菜佳さんだと言いそうな気も。あと、この作品に「ひとみ」と「あきら」は出てきません。

 ちなみにエロパロ官能小説としてはちょっと古い作品ですが
「美少女楽園〜妹と少女たち〜」(マドンナメイト文庫2003 著者:星野ぴあす)
をプッシュしておきます。
こちらはHの相手が義妹「凛子」、従妹「沙耶香」「千夏」「麻緒」「可苗」で、わかる人はすぐわかる「シスター・プリンセス」のエロパロ。名前の類似性だけでなく、性格もそのままで「彼女たちならやりそう」というよくできた二次創作エロパロになっています。
ちなみにオープニングで主人公・綾が別れた彼女の名前が「奈美」、残りの従妹に「春菜」と「詩穂」なんて名前も。
 まあ、前にこの掲示板でも『美少女・未沙乃』が紹介されたように、エロパロ官能小説は星野先生の作風の1つなのですが、エロパロを期待していた人(いるのか?)のための気分直しとして記しておきます。

No.26662 - 2005/12/03(Sat) 11:56 [P061198173221.ppp.prin.ne.jp]

Re: 12月の読書 / ヨコヤマ 引用

あむざっく様
 スレ立て、ご苦労様でした。カウントダウン体制と言ってもいい状況なので、他の各種定番スレは早く立ってほしいものです。

 さて。『熟未亡人と娘姉妹』ああ、やっぱり名前だけですか……まあ、そうそうできることじゃないし仕方ないですわな。こういのは、作者の密かな楽しみとして生温かく見守るのがいいのかもしれません。大部分の読者には、わからないことですし。

 さて、こらちはコミケ用原稿で忙しいので、しばらく寝かせる予定ですが、あのシリーズ第三弾『さらに すごい科学で守ります』を島田荘司とともに買いました(アポロ本探しに行ったんだけど、まだ入荷してなかった……)。
 ざっと目をとおしたところ、タイムレンジャー以降の戦隊とメタルヒーローが今回のネタ(なぜかシュシュトリアンも少し)。だいぶ背景がまとまってきたのせいか、アクロバティックなこじつけ(w)も減って、やや物足りなさを感じなくもない。
 ちょっと前に買った菊地秀行の『新・魔界行』。
 案だけはあったアダルト進出第一作『魔界行』の20年ぶりの続編。作品内でも20年経っていて、前作以来精神的廃人状態になっていた主人公・南雲の前に宿敵の美しき死人・義龍が再び現れたことから、バイオニック・ソルジャーとして新たな戦いに巻き込まれていく……の序章みたいな第一巻。キャラ紹介と立ち直っていく南雲の様子が淡々と続くだけで少々退屈。
 『魔界都市<新宿>』も新装版が出たけど、こちらも何か続編を書く気があるということなのかな?

 
 

No.26670 - 2005/12/03(Sat) 14:24 [maple.aitai.ne.jp]

Re: 12月の読書 / エロの冒険者 [九州] [ Home ] [ Mail ] 引用

  皆様、こんにちは。

 黒岩 研 「TANK」

 ストーリーもあまり感心できないのですが、何より次期米軍主力戦車 M1AXの設定が出鱈目。作者に戦車に関する基本的な知識が欠けていて、非常に珍妙なものとなっております。

 戦車砲弾が榴弾と成形炸薬弾の二種類というのはまずかろう。おそらく対戦車榴弾(HEAT)と重砲の榴弾がごっちゃになっているんじゃないかと思うのですが。成形炸薬弾でゲリラ吹き飛ばすのもよく分からないし(笑)。

 外部からリモートコントロールできる機銃って何に使うの。

 カメレオン塗装(外部の地形条件に合わせて車体色を変化させる一種のステルス機能)も意味不明。戦車というのは集団運用が原則だからこんなことしたって何の役にも立たない。

 極めつけ、戦車砲弾をチャフとフレア放出して避けるなあ!

 おれ、この人結構すきでねえ、『ジャッカー』とか『真闇の園』とか面白かったんですよ。それで著者初の本格派ミリタリー小説ってんで大期待で読んでみたらこれだもの。もう嫌になっちゃった。

No.26678 - 2005/12/03(Sat) 17:55 [ntfkok035162.fkok.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]

Re: 12月の読書 / にま庵 引用

>エロの冒険者 様
>何より次期米軍主力戦車 M1AXの設定が出鱈目。

この小説の価値を決めるのは、どっちかと言うとむしろその「あまり感心できないストーリー」の方だと思うんですが。
そっちには「あまり感心できない」の一言でスルーされて、「設定がムチャクチャ」の方ばかり細かく突っ込むのは、「はじめからこの小説を悪く紹介しようとしている」との誹りを受けてもやむを得ぬところかと。

いや、最近いまさらのように「戦闘妖精・雪風」を読み始めたので。
確かにこれは結構面白く読めているのですが、それは「航空機の描写や設定が緻密で正確だから」じゃないと思うんですよ。
俺はそっちの方面全然知識がないから、正しいのか間違ってるのか全然わかんないけど、そんなこと全然関係なく「楽しめる」訳で。
作者自身「本当に詳しい人から見たら噴飯物だろう」とも(解説本で)仰っておられますし。

そんな訳でと言ってはなんですが、どうせならその「あまり感心できないストーリー」の方を、どこがどう感心できないのかご教示いただければと。

雪風の方はまだ読み終えてないので、コメントは控えさせていただきます。
……なんかもう小学生の読書感想文のごとく「おもしろかったです、まる」で終わりそうな気がせんでもないですが(苦笑)。
#「何故面白いと思ったのか」をこそ書くのが読書感想文だとは思うけど、それをきっちり語るなら自分のサイトでやれって話になりそうなんで

No.26680 - 2005/12/03(Sat) 19:19 [h219-110-186-165.catv02.itscom.jp]

Re: 12月の読書 / エロの冒険者 [九州] [ Home ] [ Mail ] 引用

 にま庵さま

 >そんな訳でと言ってはなんですが、どうせならその「あまり感
>心できないストーリー」の方を、どこがどう感心できないのかご
>教示いただければと。

  ネタバレです。





 軍事機密の塊である米軍次期主力戦車のたった一台しかない試作車に自衛隊員が乗り込んで移送しようとする(実は秘密のミッションに参加するためだった)、こんなありえないシチュエーションでしかも乗り込む自衛隊員はみーんな変な過去抱えた駄目隊員たち。
 
 しかもそのたった一台しかないから目立つことこのうえない試作戦車の情報端末のハードディスクにCIAの陰謀を示す秘密映像が隠されているというのですからわざとらしいのにもほどがある。

 だいたい、CIAがどんなに凄い陰謀を企もうとも米軍次期主力戦車(しつこいようですがたった一台しかない試作車なのです)の方がよほど重要じゃねえかと思うのです(笑)。

  
>この小説の価値を決めるのは、どっちかと言うとむしろその「あまり感心できないストーリー」の方だと思うんですが

 そう仰られてもですな、物事には限度があるのでして、仮にも「息もつかせぬミリタリーアクション」(帯の文句より)と銘うたれた小説でヘリコプターがチャフとフレア放出して戦車砲弾を“ひょい”と避けたり、戦車が撃った“成形炸薬弾”がコマンチヘリのジェット噴射口に命中したり、(戦車)砲弾を“撃ち上げて落とす”榴弾攻撃(恐らく対戦車榴弾を誤解しているのだと思いますが)とか訳の分からないことを書いたりしちゃあ駄目ですよ。「黒豹」シリーズじゃないんですから。

 「雪風」とはレベルが違います。

 (てなことをエラそうに書いておりますが、私だって間違っているかもしれません。そんな時はどうか、やさしく指摘してください)

 
 

No.26703 - 2005/12/05(Mon) 17:41 [ntfkok074175.fkok.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]

Re: 12月の読書 / 狂男爵、偽 [近畿] 引用

先月のです。
ドラッグリポート、草下シンヤ、
作者がドラッグにはまっていた頃のダークなドラッグの世界を
赤裸々な告白で語っています。丁寧に書いてはいるのですが、
同じ症状(これでいいんでしょうか?失礼でない言い方が
あったら教えてください)の仲間を面白おかしく語ってはいるの
ですが、作者自身も相当○○だった自覚がなさげに見えるのが
少し怖いです。(こんな本を手に取るようなひとに楽しめるよう
に意図的に書いてある可能性も否定できませんが!)
仁義なき英国タブロイド伝説、山本浩、
なんだかんだ言って、タブロイドについての英国の近代史を
薄く広く丁寧に語っています。
ですが、薄すぎて其々の出来事についてあまり詳しく書いて
ないのがかなり惜しい所です。(完全版がでたら自分は
買います)

No.26710 - 2005/12/05(Mon) 21:46 [proxy.sansan-net.jp]

Re: 12月の読書 / あず 引用

久しぶりに「ファンタスティック・フォー」買ったら、リチャーズさんちに家族が増えてました。
(娘ですよねヴァレリアちゃん?)
浦島太郎な気分ですわ(苦笑) ここ3年ほどはDW社のTFアルマダ&エネルゴン一本だったしな〜。
買ってなかった分もおいおい揃えていこうとは思ってますが。

で、一緒に新サンダーボルツの7号も買ったんですが、今時ビル・シンケビッチの絵が拝めるとは思いませんでしたよ。
内容自体は新チームのメンバー紹介って感じでした。

No.26752 - 2005/12/07(Wed) 22:21 [airh128018087.mobile.ppp.infoweb.ne.jp]

Re: 12月の読書 / 奇異巣蝋魔 引用

●東雅夫・編『妖怪文藝〈巻之二〉響き交わす鬼』小学館文庫

 『幽』変酋長・東雅夫氏による妖怪アンソロジー第2巻。題名でお分かりのように響鬼に材を取ったセレクション。
 冒頭の加門七海×霧島ケイ対談「桃太郎なんて嫌いです。」と編者解説では、和のテイストが素晴らしい云々と響鬼をベタ褒め。対談中、音撃について―鬼と芸能は昔から関わりがあるとの指摘は、響鬼(の前半)を楽しむ上で参考になった。

 他、鬼にまつわる小説が8編、論文が2編。土蜘蛛をはじめとする魔化魍のモチーフとなった妖怪にまつわる作品が8編収録。
 小学校の教科書でしか読んだことのない児童文学者、椋鳩十が『一反木綿』なる時代小説を書いていたとは以外。
 あまり期待しないで読んだ三田村信行氏の「かべは知っていた』が収録作の中では最も面白かった。内容は塗り壁とは関係なく、人間が壁の中に吸い込まれてしまう話(アンノウンの仕業か?)。なんだか諸星大二郎作品みたいだな。

No.26753 - 2005/12/07(Wed) 23:28 [ntokym010176.okym.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]

Re: 12月の読書 / tiaki 引用

「神は沈黙せず」
中古セール百円にて確保




解らん!!!!!!

以後放置


同じSFでもスターダストメモリーとは訳が違う。

No.26767 - 2005/12/08(Thu) 13:49 [cd26.ade2.point.ne.jp]

Re: 12月の読書 / たぬき 引用

 本屋で見付けてビックリ。

●長谷川裕一『さらにすごい科学で守ります!』(NHK出版)

 出てました三巻目。 イツノマニ・・・・。

 内容は例によって例の如く、長谷川先生の特撮番組に対する愛にあふれてます。
 対象作品は、戦隊シリーズが「タイムレンジャー」から「デカレンジャー」までと、第二章に「メタルヒーローシリーズ」と銘打って、「ジャスピオン」から「ビーファイターカブト」までを取り上げています。

 ちょっと気になったのが、“実際には登場しなかった幻の妄想ロボ”と名付けられた存在がいくつか紹介されている所。
 ネタとしては面白いのですが、気に触る方もいるかも。 この辺ちょっと要注意ですね。


 平成ライダーシリーズに関してはあとがきにて、

>「各々の作品世界観を大切にすべき時期」であろうとの判断があったからであります。

 とのこと。
 うわ、耳が痛い・・・・。 

No.26768 - 2005/12/08(Thu) 16:09 [i219-165-241-74.s02.a013.ap.plala.or.jp]

Re: 12月の読書 / 山本弘 [近畿] 引用

 エロの冒険者さん、こんにちは。

> 軍事機密の塊である米軍次期主力戦車のたった一台しかない試作車に自衛隊員が乗り込んで移送しようとする

 うわー、『戦国自衛隊1549』なみにすごい設定ですね(^^;)。
 あっちも「米軍の核兵器を自衛隊が預かっていて、実験中隊が保有していた」という設定に、「ありえねー!」と思っちゃいましたが。

>ヘリコプターがチャフとフレア放出して戦車砲弾を“ひょい”と避けたり、

 赤外線誘導の砲弾? つーか、何で戦車砲でヘリを?
 これは読んでみなくっちゃ。出版社はどこかな、と検索してみたら……うわっ、角川かい(^^;)。

 にま庵さん、こんにちは。
 どんな小説でもそうだけど、執筆の際には、扱う題材について最小限の勉強は必要でしょう。

>俺はそっちの方面全然知識がないから、正しいのか間違ってるのか全然わかんないけど、そんなこと全然関係なく「楽しめる」訳で。

 そう言えるのは、あなたが読者だからです。読者の立場だから、それを言ってかまわない。
 でも、作者がそういう態度で小説を書いたらまずいと思うんですよね。それは作者の作品に対する誠実さの問題だから。

 先日、老人保健施設を舞台にした作品を書きました。老健で働いたことのある妻にインタビューし、実際に老健を見学に行き、老人介護に関する本を何冊も読みました。それでも「本当に詳しい人から見たら噴飯物」でしょう。でも、何も調べずに書いてたら、間違いだらけのひどい内容になっていたことは確実です。
 適当にいいかげんなことを書いても、大半の読者はどこがおかしいのか気づかないでしょう。だからと言って、「どうせ読者には分かるまい」と侮って、いいかげんなものを書くのは許されない。それは読者を愚弄することになるからです。
 くり返します。一読者であるあなたが「間違っていても楽しいならOKだ」と言うのはかまいません。でも小説家である僕は読者を愚弄したくない。それだけです。

No.26780 - 2005/12/12(Mon) 16:09 [zaq7d0427d6.zaq.ne.jp]

すごい科学でバットマン(違) / あず 引用

「さらにすごい科学で守ります」、早速買ってきました。
ライメイロボやら轟雷神の三号メカやら長谷川氏の妄想全開ですな(笑)
個人的には許容範囲内です。ミニプラで似たようなモノはちょくちょく組んでたし。


○「バットマン ハンドブック」(スコット・ビーティ著 バジリコ株式会社)
バットマンの主要人物・ストーリーを網羅した解説書・・・・・ではありません(笑)
バットマンのアクション・脱出などのスキル面から解説した本です。
「傭兵マニュアル」「スーパーヒーローのなり方」といったハウツー本に近いですね。
紹介されているスキル(脱出・戦闘)はかなり本格的です。
ゴッサムの大地震やハッシュの事が話題に上っている辺りからして、アメリカで出たのもそう昔ではなさそうですね。

No.26783 - 2005/12/12(Mon) 19:31 [airh128011014.mobile.ppp.infoweb.ne.jp]

Re: 12月の読書 / にま庵 引用

>>山本弘 様

レス頂きましてありがとうございました。
釈迦に説法とも思いますが、一応同人漫画描きの端くれ(=描く側)として、僭越ながら私見を申し上げさせていただきたく。

作者の側に「知識や資料」がないことが「読者を愚弄したこと」になるのは、「間違いだらけになる」こと以上に、「その場の話のノリやキャラの勢いに流されて、描写が不統一になる(作品内でのルールがきちんと守られない)」こと、要するに「ご都合主義」の方ではないかと。
例えば、ある章では「ビームには実体がないからぶつからないで透過する」描写がされてたのに、その次の章では「ビーム剣でつばぜり合い」が描写されることと、それを「作品内でそうなる理由」をちゃんと作品中に描かずに、「今回はこっちのがカッコイイと思ったから」で押し通そうとすること。
そこで読者が不快に思うのは、「ビーム剣がぶつかるわけないだろ!」じゃなく、「この作品ではビーム剣はぶつからないんじゃなかったんかい!」ではないでしょうか。

ぶっちゃけ、知識の「正しさ」に拘ってたら、「巨大ロボがサシで決闘して、国家間の戦争の勝敗を決める漫画」なんて「ミリタリー的にも物理的にも嘘くさい」漫画は描けないわけでして(苦笑)。
(例えば身長10mのロボットを「物理学的に正しく」描いたら、確か月面を歩くようなフワフワした歩き方しなきゃいけないんですよね?)

件の「TANK」ですが(今のところ読んでませんし、ことさら擁護するつもりもありませんが)、今のところお伺いした範囲では「自衛隊のはみ出し者」が「スゴイ強力な、そして機密を抱えた戦車」で、「その機密を追ってくる敵と戦う」という、まさにその話を「娯楽として」書きたくて、設定はそのために後から(無茶はある程度承知で)構築されてるのではないかと思われます。
まぁちょっとそのために、素人目にも無理のある設定を、勢いだけで無理矢理押し通してる感が漂ってますが、本当にその設定で一貫して押し切った上で、(本来書こうとしている?)「漢達のドラマ」が熱いのなら、それはそれで作家として十分「誠実」なのではないかと。
(つまりエロの冒険者様にはそこんとこを聞きたかったんですが、「感心できないストーリー」として追記なされたのが結局「設定が物の限度を超えて変」に集約されちゃってるような……)

無論、その「不統一」を起こさないためにも、より「正しい知識」を集め活かすことが重要なのは、私ごときが今更言うまでもない訳ですが。
それに、舞台が現実世界であることを前提にするなら、少なくともその「現実の部分」ではデタラメ書いちゃいかんですよね。

物の名前とか「普通の用途」とかを、「ちゃんと調べないで間違う」のはカコワルイけど、「知った上であえてそう使った」なら(例えば「こんな非常識な使い方するとは、敵も思わなかっただろう」の一言があるとか)、それはそれで十分アリでしょう。

戦車砲弾をチャフでかわすってのは多分「拳銃の弾を妨害電波で逸らす」くらいの「デタラメ」なんだろうと思われる一方、「戦車砲からミサイルも撃てる戦車」と考えると、「撃ってきたのが対空ミサイルだったから、ヘリもチャフとフレアで避けた」と考えることもできないかと(だったらそう書いてくれればよかったのに、という話?)。

戦闘妖精雪風の感想は案の定上手くまとまりませんでした(泣笑)。
「ジャムが敵と認識しているのは、雪風を初めとする「兵器」であって、乗ってるパイロットが何なのか実はわかってない→ジャムが雪風を落とせないのはその「理解し難い付属物」がついているからじゃないか、とジャムが考え始めた?→その一方で雪風は「人間不要」の結論に達した→でもそれはそもそも「雪風が「人間の命令(プログラム)」を忠実に守って「自分が生き残ることを最優先」にした結果」ってあたりで、何かこう色々と鳥肌立ちました。

アニメの方は見てないんだけど、出来はどんなもんなのか気になってきました。
#元を正せばメイヴ雪風のプラモがやたらカッコよかったのが原作に興味を持った発端(笑)

No.26784 - 2005/12/12(Mon) 19:48 [202-94-128-231.cust.bit-drive.ne.jp]

Re: 12月の読書 / ヨコヤマ 引用

にま庵 様
> アニメの方は見てないんだけど、出来はどんなもんなのか気になってきました。
> #元を正せばメイヴ雪風のプラモがやたらカッコよかったのが原作に興味を持った発端(笑)
原作ファンの評判は「メチャ悪い」です。無印と『グッドラック』まとめてやってるせいでスートリーは駆け足で意味不明。期待していたシーンはない、801風味満載、あり得ないムッシュかまやつED曲など……「なんでやねん!」の連発です。一言で言うなら「GONZOだから……」。肝心の飛行機描写も、『マクロス』シリーズ、『ストラトス4』など、作っている側の「飛行機好きなんだなぁ」感が画面から伝わってくる作品と比べれば……(GONZOのOVAだけに作画だけはいいのがもったいない)。挙句の果てに『メイブちゃん』だもんなぁ……。最終巻が遅れていると聞いた時には、「このまま出なきゃいいのに……」と75%くらい本気で思いました。

 いくとデザインのシルフィールドが気に入って、海洋堂の完成品買ったクチですが、原作の描写とはかなり違うし、メイブに至ってはまるで違うのが「かんしゃく起きる!」状態です(他のアニメに出てりゃ気にもならない、大胆でいいデザインとは思いますが)。
 シルィールドの気に入らないところを直してみたら、あらSu-35になっちゃったというのは秘密だ(w)

No.26787 - 2005/12/12(Mon) 21:39 [maple.aitai.ne.jp]

アニメ「雪風」は色々な意味で / 北長六功 [九州] 引用

 すいません、ちょっと便乗させてください。
 OVA「雪風」そのものに関してはヨコヤマ様の仰るとおりだと思います。(主題歌は「雪風」と完全に別にして聞けば好きですけど)
 付け加えるなら、航空ファンとして(まあ、私もかなり緩いんで、偉そうなこと云っちゃいけないのですけど)、アニメ版雪風「スーパーシルフ」のデザインはどうにも納得しがたいです。
 まず気になるのがキャノピーが二つに分かれていること。たぶん、第1話で後席だけを射出した後も飛行するストーリー上の都合なんでしょうが、空気抵抗とか考えたら無理があるぞ。まあ、それ以前に翼の位置や形状が見栄え重視で機能的にはどうなのよ、って気もしますけど。
 機種に目立つ「雪風」のロゴ。機種をつや消し黒で塗るのは照り返しで視界が妨げられるのを防ぐためなのに、白抜きなんかするのかなあ。
 バ○ダイのプラモがまた頭の痛くなる代物で。
スーパーシルフはver.1.5で改修かけたものの、はめ込み式のせいで異様に厚みがあって飛行機っぽくないテーパーの翼はどうにもならない。いじくり倒したたら、結局は素と変わらない出来になってしまった。癪に障るから塗装だけは好きにさせてもらったけど(笑)。
 はなから航空力学無視のガンプラなら許せるんだけど、「雪風」でこれをやられちゃなあ。
 メイブですか? いやもう、作る勇気がないです。

No.26791 - 2005/12/12(Mon) 23:27 [p3025-ipad03oomichi.oita.ocn.ne.jp]

Re: 12月の読書 / 奇異巣蝋魔 引用

●藤本義一『二寸法師』集英社文庫
 
 古書店にて105円でで入手。

 戦国時代に安国寺恵瓊(あんこくえじけい)て坊さんがいてさあ、肉欲を断つために自分の珍宝をスパーン。ところがビックリ。チョン切った筈の珍宝が独自の生命と意思を持ち、人の形となって自己主張を始めた。これが二寸法師。
 コンセプトはピッコロ大魔王に似ているが、こちらは表現方法が露骨ではある。なにしろ性欲の塊。欲情すると背丈が伸びて五寸法師になる(笑)。そして女陰に潜入(以下省略)。現代の関西人なら「体外にせい!」と激怒するであろう(こら)。
 最初は暴れん坊だった二寸法師も、やがて主人に手なづけられ、その出世の為に暗躍することとなる。
 中盤には、ポルトガル人宣教師の男根の化身・三寸法師パードレが登場。話を盛り上げるが途中退場。こいつが主役の外伝も読んでみたい。

 トンデモ設定ながら、一気に読ませる筆力は大したもの。テレビ出演の合間にこんなものを書いていたとはね。歴史に疎い自分は奇想小説として読みましたが、詳しい人なら歴史小説のパロディとして楽しめるでしょう。特に信長や秀吉に二寸法師が取り入っていくあたりが読み所かと。
 あと、一つだけ疑問が。二寸法師は玉袋がないのに、どうしてザーメンが出るんだろう?

 

No.26792 - 2005/12/12(Mon) 23:52 [ntokym052046.okym.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]

Re: 12月の読書 / にま庵 引用

>>ヨコヤマ 様
> 原作ファンの評判は「メチャ悪い」です。

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

ガン×ソードの枠でやってたCMと、ブックオフで売ってた中古DVDの箱裏だけ見た限りでは、絵的には悪くもなさそうだったけど……確かに箱裏に書いてあった粗筋を見た限りでは、「ずいぶん大忙しだな」という印象ではありましたが……ちなみにメイヴちゃんって何ですか?
#ブックオフにあったのが1〜3巻と5巻だったけど、その中にはそんなものはいなかった

まぁ、レンタルにあったら一度観てみようとは思ってますが……気軽に観るにはちょっと長いんだよなー。

>>北長六功 様
今売ってるのが、グレイシルフとメイヴ雪風だけなんですが、スーパーシルフもあるんですか?

もっとも、模型欲しいのはメイヴ雪風だけなんですが(苦笑)。
航空力学がどうの出来がどうの以前に、ハセガワのバルキリーのほぼ2倍って価格設定はどういうことかと。

個人的には、SFアニメのメカに航空力学的なリアリティは初手から求めてません。例えそれが雪風であろうとも。カッコイイは正義。<えー
だいたい原作者が「本当に詳しい人から見たら噴飯物」と言っているのは、(詳しい人より)「正確な知識が足りないから」ではなく、本当に「書きたいもの」を優先した為、あえて「航空力学とか軍事的な正確さに重きを置いたら噴飯物の嘘」をついている部分がある……という話だと思うので。

まだグッドラックの方を読んでない(=メイヴ雪風の原作中での描写を知らない)のであれですが、少なくとも見た目はカッコイイと思います。>アニメ版

にしても、メイヴ「ちゃん」か……そりゃまぁAI戦闘機だし、「シルフ」にあやかって女性の絵が(ブーメラン部隊のマーキングに)描かれてるし、擬人化するならメカ少女だよなとは思うけど(笑)。

No.26806 - 2005/12/13(Tue) 12:33 [202-94-128-231.cust.bit-drive.ne.jp]

Re: 12月の読書 / ダーク・ディグラー [東海] [ Mail ] 引用

『おジャ魔女どれみ メモリアルアルバム』宙(おおぞら)出版
『おジャ魔女どれみ』シリーズ全4作から最新作『ナイショ』までを『どれみ』辞典とも言うべき『どれみ』完全網羅した本です。
『どれみ』の初期設定には,ロアルド・ダールの『魔女がいっぱい』や当時(1998年)無名だった『ハリー・ポッター』やら設定資料集やスタッフインタビューまで『どれみ』ファン必見の本です。
にま庵さん こんにちは
> >>ヨコヤマ 様
> > 原作ファンの評判は「メチャ悪い」です。
>
> 工エエェェ(´д`)ェェエエ工
>
> ガン×ソードの枠でやってたCMと、ブックオフで売ってた中古DVDの箱裏だけ見た限りでは、絵的には悪くもなさそうだったけど……確かに箱裏に書いてあった粗筋を見た限りでは、「ずいぶん大忙しだな」という印象ではありましたが……ちなみにメイヴちゃんって何ですか?
> #ブックオフにあったのが1〜3巻と5巻だったけど、その中にはそんなものはいなかった

『戦闘妖精雪風』なのですが元映画人の友人が原作ファンと一緒に見て,原作ファンは,「○○の部分抜いちゃ訳分からなくなるのは当然でしょう」と無茶苦茶怒ってたり,友人は「これモロやおい系の人物や台詞が入って気持ち悪くなってきた」やらと言うのを聞いたことがあります。

ここまで酷いと逆に見たくなりました(笑)

No.26809 - 2005/12/13(Tue) 16:56 [SSJfa-05p1-126.ppp11.odn.ad.jp]

Re: 12月の読書 / 夢浦 忍 [東海] 引用

・危険!少女逃亡中
>怪獣6号ヒメが岐阜市に出現。気特対は苦渋の決断を強いられる。

おお!県庁所在地でありながら一度も怪獣に襲撃されたことのなかったオラが街に初の怪獣が!?
地元民として見逃せませんので、近いうちにチェックしてみるつもりです。

No.26811 - 2005/12/13(Tue) 17:30 [pl543.nas922.gifu.nttpc.ne.jp]

Re: 12月の読書 / ヨコヤマ 引用

にま庵様
>ちなみにメイヴちゃんって何ですか?
> #ブックオフにあったのが1〜3巻と5巻だったけど、その中にはそんなものはいなかった
>
つ http://www.bandaivisual.co.jp/dbeat/mave/top2.html 
 これです。
 元々は山下いくと氏がシャレで描いた擬人化メイブ少女イラストです。

No.26812 - 2005/12/13(Tue) 19:06 [maple.aitai.ne.jp]

Re: 12月の読書 / にま庵 引用

>ヨコヤマ 様
>これです。

( ゚Д゚)…?

(つД⊂)ゴシゴシ

  _, ._
( ゚ Д゚)…??


(つД⊂)ゴシゴシ

  _, ._
( ゚ Д゚)…???



え、えーと……あー、なんと申しましょうか。


……原作ファンなら本来、怒るべきトコなんでしょうけど……。


すいません普通に萌えますた(殴
#だめだこの人外・擬人化キャラ萌えヲタ野郎

というかこれ……原作者的には果たしてどーなんだと(笑)。

No.26815 - 2005/12/13(Tue) 21:12 [h219-110-186-165.catv02.itscom.jp]

「雪風」捕捉あるいは蛇足 / 北長六功 [九州] 引用

  にま庵様
 ちょっと説明が必要なようです。
 「戦闘妖精雪風」のプラモはスーパーシルフver.1.5(EXモデル13)の方がメイブ雪風(EXモデル14)より先に発売されています。
 このバ○ダイ「EXモデル」ってのは『プラモデルよりも精密、ガレージキットより安価』とか(てな意味だったと思います。正確には「EX1」の「ガンダムトレーラー」を見て下さい)云ってるのですが、実際にはプラモとガレキの悪い要素を合体させたシリーズです(誰が何といおうと、この点は譲らない! あ、某作品のシリーズ以外はほとんど買ってるんですけどね(笑))
 何が辛いと云っても、ガンプラと同じように接着剤不要(一部必要)にしたためにパーツのはめ込み部分がどうしても大きくなり、翼に厚みがあること。妙な翼断面と相まって、これが格好悪くて仕方がない。で、いじり回すハメになる。
 まあ、そんな訳でハセガワより出来が悪くて高価です。バルキリーやウルトラホーク1号、だてに飛行機メーカーが発売してるんじゃないと感じます。
(注:ハセガワを絶賛する訳じゃないです。プラモ仲間と悪口を言い合ったら2〜3時間は楽に語れます)
 確かに原作にも、誤りなのかストーリーのため故意にやっているのかは分かりませんが、航空関連でちょっと疑問に思う箇所がなくはないです。けど、大半はよく調べて考えている、と感じます。
 そういう原作なのに、あんな変チクリンな翼の模型を出されるとなあ。
 そうではないとの御意見は尊重します。が、私としてはあのスーパーシルフやメイブは頭痛の種です。

No.26819 - 2005/12/13(Tue) 23:29 [p5098-ipad02oomichi.oita.ocn.ne.jp]

Re: 12月の読書 / れがりあ=みな 引用

今回は2005年のオススメ漫画を紹介します。

大亜門「太臓もて王サーガ」(週刊少年ジャンプ連載中)
ジョナサン・ジョースターの最期を完コピしたあたりから病みつきに。ヤバいネタばかりが注目されるけど、「スピンちゃん」と比べてもマンガが上手くなってきたし女の子も可愛くなってきた。打ち切られないでほしいものです。

岩本ナオ「スケルトン・イン・クローゼット」(小学館フラワーコミックス)
何気ない日常の中のほのかな恋心を描いた作品集。初コミックスなのにオビをジョージ朝倉が書いてたんでビックリ。注目株だったのか。

こうの史代「さんさん録」(漫画アクション連載中)
妻に先立たれたヤモメのジイさんが奮戦するマンガ・・・というのは見せ掛けで、実はこのジイさんが親子ほど年が離れた女性に片思いしてるのが見所。ジイさんの恋なのにあまりにみずみずしくて、かなり心がときめきます。
こうの作品では他に「長い道」(竹書房)の園子さんに生涯初の“妹萌え”させられたのが印象的。

鳴子ハナハル「かみちゅ!」(コミック電撃大王連載中)
近年稀に見る理想的コミカライズ。一般マンガに進出しても十分やってけることを証明したけど、この人のエロ漫画はとにかくやらしいからなぁ。「失楽天」ハナハル特集号は家宝にします。コミカライズでは他に桐嶋たける「MeltyBlood」(コンプエース連載中)も良かった。

とみ新蔵「柳生連也武芸帖」(SPコミックス)
平田弘史先生の弟君が描く尾張柳生当主の苛烈な生き様。弱いものを助け、犬の死にも涙を流す柳生連也は真のヒーローだと思う。江戸柳生との抗争が終わった後の展開がちょっとせつない。自らも剣をたしなむ、とみ先生による解説も大変面白い。

吾妻ひでお「失踪日記」(メデイァファクトリー)
今年最大の問題作。あんまり面白いんで父親に読ませたら、「吾妻ひでおか・・・。この人はノンシャランな絵を描く人だったなぁ」とのこと。“ノンシャラン”なんてことを言う人を初めて見た。身内の女の子は「これを読んだらどこでも生きてける気がしてきたよ!」と言ってたけど、それでいいのか?
現在、吾妻さんは「コンプエース」でこの日記の続きを連載中だけど、今号では他の連載陣の絵を模写して、今風の萌え絵を描こうとしてたんでビックリ。いや、俺は吾妻さんの絵で十分萌えますよ。

小野寺浩二「妄想戦士ヤマモト」(ヤングキングアワーズ次号完結)
連載終了なんで記念に。現実のオタクもこのマンガのように高みをひたすら目指す存在だったらいいのに。俺も萌え玉出せるようになろうっと。

津田雅美「彼氏彼女の事情」(白泉社ララコミックス)
これも終了記念。途中までは大好きなマンガでした。「でも、有馬くんのトラウマを描くところでしくじらなければいいけどな」と思ってたら不安的中。有馬編以降グダグダに。でも、大好きな作品が一番なってほしくない展開をとるというのはかえって思い出深いかも、とポジティブシンキングするようにしてます。

暁月あきら「ANGEL AGENT」(ジャンプthe revolution掲載)
和月伸宏氏の読みきり目当てに買ったジャンプの増刊で発見した注目作。女の子が服を破られたりメイドコスプレしながらアクションをする夢のような内容。絵もかなり萌えます。この人に本誌で連載してほしいなぁ。最近少年誌のちょっとエッチなマンガの有難みがよーくわかってきたんです。

畑健二郎「ハヤテのごとく!」(週刊少年サンデー連載)
最後は今年の最萌えマンガ。っつーかヒナギクさんに萌えた。アニメ化されたらCVは田中理恵さんで(ラクス似だから)。


・・・ま、あと「ネウロ」とかも。この年になってジャンプがこんなに面白く読めるとは。来年も良い作品にたくさんめぐりあいたいものです。

No.26821 - 2005/12/14(Wed) 01:48 [P222013035019.ppp.prin.ne.jp]

Re: 12月の読書 / にま庵 引用

>>北長六功 様

色々ご教示ありがとうございます。
……なぜスーパーシルフだけ売ってないんだろう……orz
多分グレイシルフと塗装(デカール)以外、ほとんど違わない気がするけど。

「接着剤必要」と箱に書いてあるので、普通のプラモデルかと思ってましたが、そんな中途半端なシリーズだったとは。
これはもうあれですな、ハセガワに要望出して、もうちょっとちゃんとしたのを作ってもらうしか(笑)。
#他の航空機プラモメーカーじゃこんなの出してくれそうにないし

ハセガワと言えば……テムジンとアファームドばっかり作ってないで、いいかげんスペシネフ様をだな(殴

まぁ、小説の内容を考えると、これを読んでファンになるような人の大多数は、例えば「本当に米軍あたりが10年以内に作りそうなデザイン」の方が、「いかにもアニメ的な(とてもじゃないが飛びそうに見えない)デザイン」より「カッコイイ」と思うのが当然なんでしょうけど……そういう種類の人(恐らくは作者自身も含めて)向けに書かれてる、というか。

最後に、今年のお勧め漫画でも挙げておきます。

赤井丸歩郎「仮面のメイドガイ」(ドラゴンエイジ連載中)
台詞のテンポがよくて、勢いよく読めるバカ漫画(誉め言葉)。
現在2巻まで出ております。
メイド漫画数あれど、「仮面を被り、サメのような歯並びの、筋骨隆々の男メイド」なんてのが出てくる漫画は他にありますまい。
「さあどうご奉仕してやろうかご主人、クックック……」
思わず「奉仕」という言葉の意味を、辞書でも引いて再確認せずにはいられなくなるこの一言。
とりあえず、飲み物片手に読むことはおやめ下さい。本気で吹きます(笑)。
ちゃんと美人で巨乳でドジッ娘のメイドさんも常備しておりますので、そっち属性の方もご心配なく。
#ドジッ娘メイド呼ばわりすると手裏剣飛んでくるけどな!(笑)

No.26838 - 2005/12/14(Wed) 18:31 [202-94-128-231.cust.bit-drive.ne.jp]

Re: 12月の読書 / 奇異巣蝋魔 引用

●藤原審爾『大妖怪』集英社文庫
 
 今回も古本。好事家の間では怪獣小説ファン必読と言われてますが、確かに傑作でした。カバー裏の”大自然の中にまきおこる、奇想天外な展開の中に人間と魑魅魍魎との壮絶な戦いをえがく、一大スペクタル”の一文はハッタリではない。
 全部で6篇を収める時代小説短篇集なんですが、登場するのは大蛸とか大百足、大蜘蛛など。描写も生物感に富んでいて、明らかに妖怪と言うより、怪獣と呼ぶ方がふさわしい。
 全6篇中、大蛇と大百足の対決を描いた「怪異因幡大百足」が特に面白かった。タイトルでお分かりのように百足が勝つんですが、後で村人達が百足を始末するところがいい。これって怪獣映画(対決物)のフォーマットに近いんじゃないでしょうか?
 ライトノベル系ファンタジーを別にすれば、ここまで巨大生物と人間の戦いを正攻法で描いた小説は少ない筈。文章は翻訳物でもここまでは、というほど改行が少なく渋滞気味。ラヴクラフトなんかもそうだけど、文体のリズムに乗ってしまえば読むのは楽なんですけどね。濃い内容なので、繰り返し読む価値のある本と言えるでしょう。

No.26843 - 2005/12/14(Wed) 23:32 [ntokym019052.okym.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]

Re: 12月の読書 / へっぽこモデラー 引用

>>北長六功 様
>にま庵 様

えーと、EXモデルは普通のプラモデルなんですが・・・
マイナーアイテムを発売するためのシリーズで、生産数を
少なく押さえているため単価が高くなるということだそうです。
最近は嘘っぽい気がしますが。

あと、シルフは作りましたが、個人的には満足しています
飛行機の経験がほとんどないバ○ダイにしてはがんばっているのではないでしょうか?

キットの出来も、元デザインもツッコミ所満載なのは
私もよく分かっています。
デカールの凄まじいオーバースケールにはもう笑うしか。

読書と関係ない書き込みで失礼しました

No.26846 - 2005/12/14(Wed) 23:56 [i219-164-96-186.s02.a015.ap.plala.or.jp]

Re: 12月の読書 / 十一郎 引用

『不思議を売る男』海外の児童書。
本好きなホラ吹き青年が古道具屋に居候し、二束三文な古道具に適当な逸話を付けて売り払う物語。
逸話の一つ一つが趣向をこらした掌編になっていて(詩も一つあり)、長編の中に短編集が入れ子細工になっているような作品。

表題で掌編のジャンルをばらしているので、実際にはジャンルをずらしたような話が並んでいる。
高低はあっても、おおむね標準以上の内容で、インドの伝奇話や海賊にまつわる冒険話、傘にまつわる奇妙な味の話、玩具の兵隊で本気の戦闘シミュレーションをやる話が面白い。

一方、物語の外枠ではヒロインの少女と青年との初々しい恋愛関係が深まっていったり、各章の人物が相互にからんできたり。
そしてヒロインと青年に対する視点が一挙にひっくり返るオチにいたる。

メタな形式や最後のオチまでふくめ、なんとも新本格臭い。
逆に、新本格で手垢がついているネタが多いため、訳者が後書きで賞賛しているオチなどは、日本のスレた読者には意外でもなんでもないのが残念。

『ゴーストハンター ラプラスの魔(新装版)』読み直し。
イラストの絵柄はこっちの方が好みかな。もっとも、旧版の方が欲しい箇所(騎士)に挿し絵があったので、一長一短。

読み返してみると、テーマや主要ネタが『神は沈黙せず』の原型というのがよく分かってニヤリ。
そして、あれだけ格好良く存在が臭わされていたヒーローの初登場におけるヘッポコぶりと、力を取り戻す行動のトンチキぶりが(笑)。ここからゴチックホラーからアクションホラーへジャンルが変わる事を思えば納得は出来ますが。

キャラクターは、昔はオタクそのものの発明家ビンセントが好きだったが、今だと懐疑論者ブラックウッドが良いかな。
偏屈で女性差別主義者で事件解決にはあまり役立たない男だが、そこが逆に良いと思えるようになった。

No.26847 - 2005/12/15(Thu) 00:11 [user007.ehm.enjoy.ne.jp]

Re: 12月の読書 / 砂上城 引用

●「MIDWAY 宇宙編」(集英社文庫) 星野 之宣

近所の本屋が、ようやく入荷してくれたので(でも1冊)購入。
目当てであった「悪魔の星」を読み、「失楽園」を背景にした
壮大なSF考証に
ハンマーか何かでぶん殴られたような衝撃を受け、心が震えました。
なんで今まで読まなかったのかなぁ。
昔の俺の馬鹿。馬鹿馬鹿馬鹿。
でも今は幸せ。

月の写真の話に、思わず涙がポロリ。
なんて綺麗な話なんだろうか。

●「狂乱家族日記」(ファミ通文庫) 日日日

友人から勧められたので1と2を購入。
こういう「他人の迷惑を顧みない超我侭キャラ」のギャグテイスト物語の多くは
読んでて不快感ばかりが先にたつので、あまり好きではないのですが……
(「気○精○」とか)
これはスンナリと読む事ができました。
たぶん我侭を通しても、ちゃんと作者サイドから(物語に)フォローが入ってるから
なのだと分析。その上で「家族」というものに登場人物の誰もが真摯に向き合ってる
描写があるので気にならずに読めたのでしょう。
「テーマ」を「テーマ」として処理できている。

そういう意味で、ライトノベルとしては貴重な存在なのでは。
ちゃんと萌えキャラとか、レーベルとして押さえるべきところは押さえてるし(笑)


ちょっとアダルトな話ですが。
ラブドールの専門誌なんてものを見つけたので読んでみたんです。
凄いですね、あれ。
「最近のヒロシ」では100万もあるなら泡風呂へ行け、なんて言われてましたが
こりゃ側において飾るだけでも価値がありそうな造形ですよ。
愛好者はラブドールの事を「むしゅめさん」と呼ぶそうで、某漫画家は1/1フィギュアが
一個中隊分になったとか(笑)
ラブドール専門の風俗店とかできたりしてるそうで。
すごい世の中になったものですねぇ。

No.26859 - 2005/12/15(Thu) 15:43 [p1026-dng23motoma.hiroshima.ocn.ne.jp]

Re: 12月の読書 / 奇異巣蝋魔 引用

●ジェイムズ・バイロン・ハギンズ『凶獣リヴァイアサン(上下)』創元SF文庫

 近頃は寒くて体が動かないので、コタツで積読状態の本を片っ端から消化中。本書は2003年4月に発行。

 アイスランドの孤島にさあ、軍事研究施設があってさあ、そこでコモドドラゴンに遺伝子改造を施した生物兵器が作られたのよ。そのコードネームがリヴァイアサン。ところがビックリ。こいつらが暴走を始め、それを制止すべく島に備えられた核自爆装置が起動しちゃった!

 このリヴァイアサン体長は10・5メートルとそれほど大きくはないが、体内温度は100度以上、皮膚の強度は金属並みと、欧米のモンスターよりは日本の怪獣に近い。しかも血液がなぜ沸騰しないのか、皮膚が硬い理由などがきちんと疑似科学的に説明されてます。読み始めた時はクーンツの『戦慄のシャドウファイア』みたいな大馬鹿ホラーかと思ったんですが(これはこれで好き)、SFで肉付けされたハードな冒険小説でした。やっぱり怪獣小説はいいね。大畑晃一的にいうとBP(バトルポイント)70ってとこですか。
 最初、上下2巻は冗長かな?とも思ったんですが、ダレは感じませんでした。設定・ドラマ・アクションをきちんと描き込めば、この位は当然かなぁ。

 
 少し前に国書刊行会から新刊案内が届いたんですが、未来の文学第二期のラインナップにアルフレッド・ベスターの第4長編『ゴーレム100』が入ってました。今から楽しみ。『まだ見ぬ冬の悲しみも』ね。
 あと、『蒼穹のファフナー』の続編があるそうで『ばいばいアース』の新装版は当分延期になりそう。

No.26864 - 2005/12/15(Thu) 22:50 [ntokym037167.okym.nt.adsl.ppp.infoweb.ne.jp]

Re: 12月の読書 / 北長六功 [九州] 引用

  へっぽこモデラー様
 「戦闘妖精雪風」。私が余計なことを書いたために、完全に板ズレの模型話にしてしまいました。皆様、すいません。
 とはいえ、もうちょっと、お聞きいただけたら嬉しい話がありまして。
 こういう時は『話題に制限なし』の「でんごんでんでん」をお借りしようかと思います。気が向いたら読んでやってください。

 さて、スロット本来の「読書」に戻ります。

   ○審判の日 山本弘:著
 本当は「12月」ではなく、かなり前に読んでいたのですが、どうか御容赦を。
 書かないほうがよいかと思っていたのですが、今月ここで書かないと機会を失ってしまいそうですので、思い切って書きます。(今月はこのフレーズが多いような……)

 注意!! 以下、目一杯のネタバレあり。ルール違反の種明かしあり。未読の方は決して読まないで下さい。 注意!!

 「審判の日」の「選択」の解釈で悩みます。
 あらゆる生物がどちらの世界に行くかを選んだとなっていますが、生物をどう定義されているのでしょうか?
 野菜の種子はなくなって無精の鶏卵は残った。ということは、受精した時点で生物と見なされるのでしょうか? となると精子や卵子は生物とは見なされない? 『審判の日』以降に受精した胎児には選択権はないのでしょうか?
 逆に死――つまり選択権を失う時点をどう定義するのか。心臓停止、脳死、細胞がすべて活動を停止した時点…… 養老孟司さんじゃないですが、どの時点で死んだと判断するかは、実はやっかいな問題です。
 植物の死の定義は動物より更にややこしくなります。植物にも意思があって選択できるとなると、その意識を失うのはどの時点なのか? 一時萎れ、永久凋萎、乾燥死……。食物状態の植物が残っているとなると、その細胞はすべて死滅しているのか? ニンジンなんかは組織がわずかに残っていれば、カルス培養で完全体を再生できますからねえ。
 禅問答になっちゃいます。やっかいな領域に踏み込んでしまったものだなあ、と。
 あ、作品自体は良作だと思います。ラストの『頭のいい女は嫌い?』はドキッとしました。

No.26867 - 2005/12/16(Fri) 01:30 [p1033-ipad01oomichi.oita.ocn.ne.jp]



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