山本弘トンデモ資料展
2006年度版6−B


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[『円盤文化』同好会] トピック
2006年09月06日
23:15
 「宇宙人」のデザインについて
  ものぐさ太郎α
 とうぜんこちらも話題に出てくると思いますので。
 リトル・グリーンメン、フラットウッズ・モンスター、ビッグフットタイプ、宇宙人の連れてきたロボット等のデザインについてのトピックです。

書き込み
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2006年09月07日
11:38
    1:  山本弘
 参考までにこういう絵を。『神は沈黙せず』10章で言及した、エイリアン・アブダクションの場面を描いたコミックスです。
『PLANET COMICS』54号(1948年)に掲載された『FUTURA』の1場面で、宇宙をさまようヒロイン・フューチュラのオリジンが語られます。

 別にこれが唯一のアブダションのイメージのルーツというわけではなく、当時のコミックスやSF雑誌のイラストでは、「科学の進歩した宇宙人」=「頭がでかくて手足が細い」というイメージが一般的でした。
 また1956年にコミックス・コードが制定されて性的な表現が規制されるまで、ヒロインが縛られて悪い宇宙人やマッドサイエンティストの実験台にされそうになっている……という場面もよくありました。
 つまりこの絵は、当時の典型的なイメージがふたつ、合体したものなのです。
2006年09月07日
12:20
    2:  ペンパル募集
なるほどお。やはりビジュアルで見せられると、圧倒的なものがあります。
2006年09月08日
01:46
    3:  ものぐさ太郎α
宇宙人というと、すでに「宇宙戦争」でウェルズの描く火星人から「頭が大きくて手足が細い」ですからね。あれ? 手足?(笑)

この頃すでに耳の先が尖っているのも興味深いです。
2006年09月08日
08:58
    4:  ルイ・ベスプッチ
・頭がでかくて手足が細い+・耳が尖っている=悪魔っぽい

って言う感じで同時期に発表された「幼年期の終わり」を連想的に思い出したんですが、こういうイメージはアーサー・C・クラーク “にも” 影響を与えてると言っちゃってもよさそうですねぇ。
2006年09月08日
11:06
    5:  山本弘
 他にも「目が吊り上がっている」というのが、典型的な悪のイメージですよね。垂れ目だとあまり悪い奴に見えない(笑)。

 あと、40年代のスペースオペラ・ブームの際には、宇宙怪物を示すBEM(Bug Eyed Monster)という言葉が生まれました。当時のイラストに描かれた宇宙怪物には、昆虫みたいな大きな複眼のやつが多かったんですね。

 ヒル夫妻の証言の元になったと言われる『アウター・リミッツ』(1963)「宇宙へのかけ橋」のビフロスト・エイリアンですが、実は現代のグレイに比べて、眼は大きくない。「狂った進化」の未来人、「宇宙からの使者」のアイカーなども、いずれも頭は大きいのですが、眼は小さく、黒く塗り潰されていません。

http://www.homevideos.com/outerlimits/ol20.htm
http://www.homevideos.com/outerlimits/ol5.htm
http://www.homevideos.com/outerlimits/ol43.htm

「宇宙人の落し子」のエロス星人は、耳が尖っていて、眼は大きく吊りあがっていますが、やはり黒一色ではありません。

http://www.homevideos.com/outerlimits/ol21.htm

 現代のグレイの眼が黒一色なのは、『アウター・リミッツ』以前の、BEMの昆虫目玉からの伝統じゃないかと思えるんです。眼というのは、顔の中でいちばん人間らしさが現われる部分で、そこを黒く塗り潰せば非人間性が強調されますから。

 また、この頃の宇宙人像にあって現代のグレイにないのは、「尖った耳」です。
 ビフロスト・エイリアンには尖った耳は無いので、そこから影響を受けたものと思われますが、60年代後半に『スター・トレック』がヒットしたことも関係があるんじゃないかという気がします。ミスター・スポックの登場で、「尖った耳」=「邪悪」というイメージが一気に薄れたんじゃないかと思えるんです。

 あと、忘れちゃいけない、60年代末には『2001年宇宙の旅』があったことを。
 ラストで登場する胎児、スター・チャイルドは、ボーマンが進化したもの。つまりこの映画で、「進化した知的生物は胎児に似ている」というイメージが浸透したのではないかという気がします。
2006年09月08日
23:09
    6:  ものぐさ太郎α
 BEMの伝統はグレイに残っているのですね。野田昌宏さんの「図説 異星人」には当時のイラストがいくつも出てますが、やはり複眼のものは無表情で恐い印象です。以前ポケモンのニセモノ(パチモン?)でピカチュウに白目のあるものを見たことがあるのですが、これはあるとないとでかなり感じが変わりますね。
 なるほど! ミスター・スポックの影響は大きいでしょうね。確かに耳の尖ったヤツは減ってますね。
 日本でも「宇宙大作戦」の人気が高く、関西テレビで「第一ラウンド79本」放映後も「もっと続けろ」の声が多く、再放送に踏み切ったという話が「UFOと宇宙」1976年10月号に出ていました。やはり「バルカン星人の副船長 スポック」の人気が高いとの事です(笑)。昼に放送したら「夜遅くでないとムードが出ない」と抗議の声があったとか。

 「2001年宇宙の旅」は盲点でした。スター・チャイルドもラストでちょっと出てくるだけですが、ビジュアル的には影響力大きいですね。
2006年09月09日
11:13
    7:  山本弘
『スター・トレック』で思い出したけど、確か70年代にアメリカであった事件で、目撃者の描いた宇宙人の絵が、テレビ版『スタトレ』にゲストで出てきた宇宙人そっくりだった……という話があったように思うんですが。
 どなたかご記憶の方おられません?
2006年09月14日
22:18
    8:  ものぐさ太郎α
スタートレック、この辺↓の人達はでてきそうなんですけどね。
この話は知りませんでした。
http://www.eccp.to/ebe/sample007.html
http://www.eccp.to/ebe/sample019.html
あと脳だけの異星人も出てきましたね。

甲府事件の宇宙人、今まで見た中で一番似ているのは↓これでした。
http://www2.u-netsurf.ne.jp/~okhr/sight7/page47.htm
身長が高い点、牙がない点が異なりますが、印象は近いですし、セブンは再放送が結構ありましたし。
これ見てる可能性はありかと思います。
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