山本弘トンデモ資料展
2009年度版11−A


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山本弘のSF秘密基地BLOG
2009年10月04日 18:28

本をラー油と間違えた人たち






 マイミクさんの日記で知った話題。
『妻を帽子と間違えた男』という本があったけど、なんと、本をラー油と間違える人がけっこう多いという。

 問題の本は、楽天市場で売られている辺銀愛理『ペンギン夫婦がつくった石垣島ラー油のはなし』(マガジンハウス)。テレビなどで紹介されて人気の「石垣島ラー油」を製造販売している人の自伝らしい。

http://item.rakuten.co.jp/book/5826306/

 この本のレビューを見ると、12人中11人が1個という惨状。
 というのも、その11人は、この本をラー油だと思いこんで買ったというのである。
 コメントを時系列順に並べて見ると、

購入者さん
評価1.00 投稿日:2009年01月10日
ラー油そのものが買えると思い2つも購入するも、届いたのは本で、かなり落ちました↓↓↓

購入者さん
評価1.00 投稿日:2009年01月21日 楽しみに‥
紛らわしいです。
私もラー油だと思い購入。
即、返品です。

購入者さん
評価1.00 投稿日:2009年01月21日
テレビでやっててペンギン夫婦のラー油で検索して、ラー油を二つ頼んだつもりが本がニサツ来てしまった〓

購入者さん
評価1.00 投稿日:2009年02月20日
私もラー油と勘違いしてしまい2本購入。
注文して翌日気付いたのですぐにメールしたのですが、商品が届いてしまいました。
返品できず困っています。

 このへんまではまだ自分の勘違いを認める内容だったんだけど、だんだん逆ギレする人が増えはじめる。
タカタカ0413さん (1件)
40代/男性
評価1.00 投稿日:2009年04月27日
???大失敗! 石垣島ラー油と思い、直ぐに購入手続きしたが、書籍が届いて、驚いた!石垣島ラー油・商品そのものとの区別をはっきりしてほしいし、返品も出来なく、1575円を捨てたみたいで大変、不甲斐ない気持ちである!書籍は全く読む事もなく、古本屋で157円で引き取ってもらった!楽天市場ももう少し返品に対して考えてほしい!

classy0625さん (698件)
30代/女性
評価1.00 投稿日:2009年05月21日
ラー油だと思いこみ間違って購入してしまいました・・・

購入者さん 評価1.00 投稿日:2009年07月06日
ほんとに紛らわしい!!
みなさんと同じように、ラー油と思い2つ購入しました。開けたら本が入っていて…当然2冊…一瞬、んっ???何が何だか分からなくなりましたね!あの写真が載っていれば誰もがラー油と思いますよね!!もう少し購入する側の立場にたって考えて下さい。返品受けつけお願いしますよ!!

購入者さん 評価1.00 投稿日:2009年07月16日
 マジで最悪です。石垣島ラー油だと思い買いました 。あれじゃあ間違います。まだ届かないのですがキャンセルしたいです。じゃなきゃ返品したいのですがどうなのでしょうか?

購入者さん
評価1.00 投稿日:2009年07月19日
紛らわしい上に、キャンセル連絡しても「無理です」言われ、さらに返品もできないとはあきれたシステムです(笑)

ぽん3801さん (1件)
評価1.00 投稿日:2009年07月19日
ありえない!!ラー油だと思って購入したのに紛らわしすぎます。載せ方変えたほうがいいですよ?

「あの写真が載っていれば誰もがラー油と思いますよね!!」
「あれじゃあ間違います」
「紛らわしすぎます」


 いや確かに、表紙にはラー油の写真が載ってるけど、
「楽天ブックス」で、
 一番上に「」と書いてあって、
『ペンギン夫婦がつくった石垣島ラー油のはなし』という商品名で、

著者: 辺銀愛理
出版社: マガジンハウス
サイズ: 単行本
ページ数: 135p
発行年月: 2008年08月

 と表記されていて、
 その下に書籍の内容紹介も載ってるのに、

「紛らわしい」?

 むしろ、どうすりゃそんな器用な勘違いができるのか知りたいんだけど。

 間違える人が続出したせいか、途中から「※こちらは本です。ラー油ではありません」という但し書きがつくようになったらしいのだが、それでもやっぱり間違える人がいる。

にんじん一本さん (2件)
20代/男性
評価1.00 投稿日:2009年08月02日
やられた
紛らわしい。ラー油だと思い5個買ったのですが、本でした(+_+);本5冊って使い道なさすぎです。複数買うのわかってるんですから確認のメールぐらいほしかったです。他の所は確認のメールありましたよ。普通は、おかしいと思うのですが・・・目立たない所にラー油ではありませんと書かれても。目立つようにお願いします。

 自分のドジを他人のせいにするなあ!(笑)
 1575円の本5冊って言ったら7875円だよ? けっこうな額だよ。
 そんな買い物をするのに、商品の解説をろくに読まずにクリックしたの?
 信じられない。
 世の中にはそそっかしい人がこんなに多いとは。こりゃあ、オレオレ詐欺の被害が跡を絶たないわけだ。

 それにしても、
「こちらは本です。ラー油ではありません」
 というフレーズはシュールであるな。
 僕も『地球最強姉妹キャンディ』という本を出してるわけだが、「こちらは本です。キャンディではありません」という但し書きをつけなくちゃいけないのかしらん?
この記事へのコメント
山本先生、こんばんは。いつも作品&ブログを楽しませてもらっている読者です。

ラー油を本と間違えて買ってしまった人には気の毒なんですが、追加された但し書きのシュールさに、思わず爆笑してしまいました。
このデンでいくと、『シュレディンガーのチョコパフェ』には、当然ながら「これはチョコパフェではありません」という但し書きが必要そうですし、『アイの物語』には「愛はお金で買えません」なんて注釈を入れたほうが良いかもしれませんね。

と、冗談はさておき。
通販サイト、レビューサイトを見ていると、しばしば「これどうやったらそんな勘違いができるの!?」といった投稿にお目にかかることがしばしばありますが、ここまで豪快なのは珍しいですね。この本、来年のトンデモ本大賞、次点くらいは狙えるんじゃないでしょうか。これほど作者の意図を離れた部分で楽しめる本って、そうそうないんじゃないかと思います。

余談ですが、個人的に残念に思ったのは、間違えて本を買った人の多くが、本の中身を読んでいなさそうなところです(ほとんどのレビューが本の内容に一切触れていないorすぐに売ったと書かれていることから推測)。
通販ページの目次の見出しを見る限り、結構面白そうな本だと思うので、(間違えて買ったのだとしても)一通り読めば良いのになぁ…。
Posted by じょー at 2009年10月04日 21:44
レビュー者の属性として「携帯から投稿」が多いみたいです。商品紹介ページがケータイからどのように見えるのか確認してないので分からないですが、そのあたりが原因の一つなのかもと思った次第です。
Posted by JFM at 2009年10月05日 10:57
>「こちらは本です。ラー油ではありません」

以前読んだハヤカワ文庫の「訴えてやる!大賞」(ちょっと部屋の中にあるはずなのに見つからない(=探しても無駄)ので著者名等がわかりませんが)にはもうちょっとシュールな注意書きの例がありました。

覚えている中から一例を挙げると

「からだを洗うのに使わないでください」(トイレ用タワシ)

などは、まともな方で、

「乗ると動きます」(子供用キックボード)
「非常時には消音機能を使用しないでください、音は消えても火は消えません」(火災用煙感知器)
「注意 燃えます」(暖炉用の薪)

などがあるそうです。

こんな分野でもアメリカは日本のかなり先を行っているのですね。
追いつこうとするならかなり頑張らないといけないみたいです。
Posted by だぁく・はんど at 2009年10月06日 11:26
母が石垣島ラー油がほしいので探してほしいと言うので、
私も色々と探してみて、この本を見つけた口です。

他では品切ればかりなのに、これだけ売っていたので、
購入しようと思いましたよ。
でも良く見たら本だったのでやめましたけどね。

普通に説明を見ればわかるのに、もしかしたら、
「あ、ここ売ってる!すぐ買わないと売り切れるかも!?」
って思うのかも。

とりあえず、みんな本当にそそっかしいぞwwwww

「こちらは本です。キャンディではありません」という但し書きは、
帯のコメントだったら面白いかもしれん。
それか、どこかの本屋さんがPOPにしてみるとかね。
Posted by 闘栗鼠狩 at 2009年10月06日 15:47
>JFMさん
>闘栗鼠狩さん

 実際に携帯ではどう表示されるか確認してみました。
 楽天にアクセスして、「石垣島ラー油」で検索すると、トップにこの本が表示されます。
 本のデータは、

>■ 辺銀愛理
>■ マガジンハウス
>■ 2008年08月

 と、大幅に省略されていますね。なるほど、これが間違えてしまう原因か。
 でも、ページのトップに「楽天ブックス」と出るし、商品名や会社名からも、注意して見れば本であることは明らかなんですが。
 また、「こちらは本です。ラー油ではありません」という但し書きは、携帯の方が目立ちます。これがいつ頃から付くようになったのかは分かりませんが、少なくとも最後の「ペンギン一本さん」は「目立たない所にラー油ではありませんと書かれても」と書いているので、この頃には付いていたのは確かでしょう。「ペンギン一本さん」はパソコンからアクセスしているので、逆に但し書きに気がつかなかったのかも?
 そもそも「ラー油が1500円って高すぎない?」と疑問には思わなかったでしょうか。

>じょーさん

 僕もこの著者の方がかわいそうです。

>だぁく・はんど さん

 ああ、ありましたな、そんな本。
 電気製品の説明書なんかも、水をかけるなとか横倒しにするなとか、わざわざ言わなくてもいいようなことが書かれているのは、訴訟を起こされないようにという用心なんでしょうね。

 ちなみに、何で本の返品ができないかと思って調べてみたら、

http://www.coolingoff-kuroda.com/tuusinhanbai.html

>また、通信販売にはクーリングオフ制度の規定はありません。通信販売には、訪問販売などの「急に販売員がやってきて勧誘される」というような不意打ち性が無く、じっくり選んで購入することができるからです。

 じっくり考える時間があったにもかかわらず、よく調べずに衝動買いしてしまうような人までは、保護する筋合いはない、ということのようです。
 みなさま、通販はよく考えて選びましょう。
Posted by 山本弘山本弘 at 2009年10月06日 17:10
シャナナきましたよv
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50907453.html
Posted by 九郎政宗 at 2009年10月12日 02:47
 なぜだかこのエントリにニーヴン&パーネルの『降伏の儀式』のストーリーを長々と書いてこられた方がいて、意図不明だったので削除しました。僕が『降伏の儀式』を読んでないとでも思ったんでしょうか。
Posted by 山本弘山本弘 at 2009年10月31日 17:13
山本さん、こんにちは。

「本をラー油と間違えた人たち」を題材にミクシィとはてなブログに書かせていただきました。
トラックバックを送信したのですがなぜだかうまくいかないので、こちらでご挨拶をさせていただきます。
いやはや、世の中にはスゴイひとがたくさんいるもんですねえ・・・
Posted by どろ at 2009年11月02日 00:41
初めてコメントさせていただきます。

爆笑させていただきましたがこの間違えた人達の気持ちを察してみるに
「やった〜!やっと見つけた!どこでも売り切れてたんだよね〜(クリック)」でしょうかね。
ラー油を一気に五本購入なんてのもなんか”見つけた”時の感動が垣間見えますな(笑)。
あと「¥1500は高いと疑問に思わないのか」ですが
「¥1500もするラー油はさぞウマかろう」って考える人は存在しますからねえ。
Posted by あのつ at 2009年11月04日 21:35

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